『債務整理』の相談無料 by 弁護士法人心 東京法律事務所

弁護士による債務整理@東京

「過払い金」に関するお役立ち情報

過払い金を自分で計算する方法

  • 文責:弁護士 石井浩一
  • 最終更新日:2024年8月30日

1 過払い金は自分で計算することができる

過払い金の計算は専門家でなくとも行うことができます。

最終的には専門家に依頼した方が手間もかかりませんし、法律上の論点に対する理解も必要となるため、確実かと思いますが、取引数が少ない場合などは自分自身で計算してみてもいいかもしれません。

2 まずは借入先から取引履歴を取り寄せる

過払金の計算にあたっては、それまでの取引の履歴が必要になります。

取引の履歴とは、借入れと返済を行った日付、取引の額についての記録です。

取引履歴は自分で作らなければならないものではなく、借入先に問い合わせて送ってもらうことができます。

取引履歴の取り寄せは弁護士でなくても行える手続であり、ご自身で電話連絡すれば基本的に問題なく送ってもらえます。

これを行うことで信用情報機関に登録されるといったこともありません。

3 過払い金の仕組み

次に過払い金の計算ですが、その前提としてそもそも過払い金がどのような理屈で発生するのかを理解することが大事です。

例えば、100万円を借りていて、1か月あたりの利息が3万円だという場合、1か月に3万円支払ったとしても、それは利息の3万円のみを支払っただけで元金自体はまったく減っていないということになります。

しかし、実は利息制限法で定められた法定利率で計算すると、1か月あたりの利息額が2万円だったという場合、1か月で3万円を支払えば、1万円分は元金が減るということになります。

このように、法律で認められた利率で返済していた場合、どれだけ払い過ぎが起きているのかを計算するのが過払い金の計算です。

4 過払い金の計算

過払い金の計算は、このような計算をすべての取引について行うことで求められます。

つまり、①借りた金額について、返済日までの利息額を法定の利率で計算し、②実際の返済額からその利息額を引きます。

この金額が、その返済日に減る元金額となりますので、③元金額からこの金額を差し引くと、返済後に残っている元金額が求められることになります。

そしてまた次の取引日について①~③を行うということになり、最終取引日までこの繰り返しを行います。

ですので、取引数が少なければ自分自身で計算することもできると思いますが、取引数が増えてくるとかなり手間暇がかかってくることになります。

5 弁護士法人心へのご相談

弁護士法人心では、過払い金の計算を無料で行わせていただいております。

過払い金があるのではないかと少しでも気になった方は、ぜひお気軽に弁護士法人心にご相談ください。

弁護士紹介へ

スタッフ紹介へ