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「自己破産」に関するQ&A

自己破産後にクレジットカードを作ることはできますか?

  • 文責:弁護士 石井浩一
  • 最終更新日:2024年6月18日

1 自己破産後、7年間はクレジットカードを作ることは難しい。

自己破産を行うと、信用情報機関に一定期間、自己情報として登録がされます。

クレジットカードを新しく作る際の審査では、信用情報を参照し、過去に借金の滞納や破産をしたことがないかなどを確認します。

信用情報機関は、次の3つの機関があります。

・株式会社シー・アイ・シー(CIC)

・株式会社日本信用情報機構(JICC)

・全国銀行個人信用情報センター(KSC)

そして、自己破産後、次の期間は信用情報に破産をしたことが登録されます。

                       
株式会社シー・アイ・シー(CIC)完済から5年
株式会社日本信用情報機構(JICC)完済から5年
全国銀行個人信用情報センター(KSC)開始決定から7年か完済から5年のいずれか遅い方

つまり、破産後7年間は信用情報に破産をしたことが登録されるため、クレジットカードの作成は一般に難しいとされています。

2 カードが必要な場合は、デビットカードなどの利用を

インターネットでの買い物などが当たり前の現代において、クレジット―カードが一切ないのは不便で、全て現金決済で生活していくことは難しいという側面はあります。

また、高速道路のETCなどは、現金窓口がない場所もあります。

この点、クレジットカードの作成は難しくとも、カードを利用すると即時に口座から引落がされるデビットカードであれば利用は可能です。

また、コンビニやレストランなど、現地で支払いをするときは、Suicaなどのデポジットサービスも利用可能です。

3 自己破産後でも借金をできる業者はある。

自己破産後でも、自己破産をしたことがあるのを承知のうえで、ローンを組んでお金を借りることが出来る業者は存在します。

ただし、このような業者は、滞納したときの取り立てが厳しかったり、任意整理のときに分割払いの交渉に一切応じなかったりと、いざという時に困ることがあります。

また、2回目の破産をするときに、破産をしてから短い期間で借り入れをしている場合は、免責を得られない可能性も高くなります。

破産後はできる限り借り入れをしないことをお勧めします。

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