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「債務整理」に関するお役立ち情報

気づかないうちに投資やギャンブルに手を出していないか

  • 文責:所長 弁護士 石井浩一
  • 最終更新日:2023年2月24日

1 投資やギャンブルを理由とした借入れは債務整理の障害となり得る

そもそも借金をすることになった理由には様々なものがあり、単純に生活費の不足を補うための借入れもあるでしょうし、引っ越しや結婚といったライフイベントのための借入れ、あるいは、親族の医療費のための借入れといった理由もあると思います。

他方で、投資やギャンブルのために借入れをしたり、これらによって不足した生活費の補填のために借入れをしたりというパターンも存在します。

そして、借金を返せなくなったという事実は同じであっても、借入れの理由の違いは、債務整理の成立を左右するほどの大きな違いをもたらすことがあります。

投資やギャンブルによる借入れは、免責不許可事由に該当するため、自己破産の手続上問題となり得るほか、その他の債務整理手続においてもマイナスの影響が生じることがあります。

2 株や競馬だけが投資やギャンブルになるわけではない

投資というと、株やFX、不動産関係を思い浮かべるかもしれません。

また、ギャンブルというと競馬や競艇、パチンコを思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、投資やギャンブルはこれに限らず、例えば、先に高額の出資を行って商品を購入する等し、他人にも商品を勧めて購入してもらうことで紹介料を受け取るという形態、また、先に高額のコンサル料を求められ、そこで伝えられた内容のとおりに事業を行うことで収益を得るという形態なども、多くの場合投資もしくはギャンブルと判断されることがあります。

これらは、紹介者が「最初にお金さえ出してくれれば必ずプラスになって戻ってくる」などと言って勧誘してくることが多く、紹介された側も「必ず戻ってくるのであればいいか」といった軽い気持ちで出資してしまうため、その時点で投資やギャンブルに該当するリスキーな行為を行っている自覚がないことも珍しくありません。

3 お金に困っているからこそ手を出してはいけない

しばしば見かけるのが、元々は生活費等のやむにやまれぬ理由での借入れをしていたのに、生活を改善したいという気持ちから、2に記載したような投資話に騙されてしまうというケースです。

こういったものに手を出してしまうと、金額にもよりますが、それはギャンブルのための借入れとして債務整理手続に支障をきたしかねません。

返済に困ったら、こうしたものに手を出す前に、まず弁護士に相談するようにしてください。

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